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2026.06.14

顎関節症(がくかんせつしょう)

6月に入って雨の日が増えてきましたね。

五月病を乗り越え、これまで何とか頑張ってきた身体に、更なる試練の季節です。

この時期は『頭痛』や『だるさ』を訴える方が多いですが、『顎関節症』の症状が悪化しやすくなる季節でもあります。

『口を大きく開け辛い』

『口を開けるとカクカクと音が鳴る』

『口を開けようとするとアゴに痛みがある』

『食べ物を嚙むときに痛みを感じる』

などの症状にお悩みではありませんか?

今回は何かと軽視されやすい顎の症状についてお話します。

自律神経の乱れと食いしばり

雨が降ると、周囲の気圧がグッと下がります。

人間の身体は気圧の低下を感じると、ストレスに対抗するために交感神経が優位になりやすくなります。

すると、無意識のうちに身体に力が入り、『食いしばり』や『はぎしり』が引き起こされやすくなります。

これが続くと顎の筋肉が疲弊し、顎関節症の症状を引き起こす大きな原因となります。

顎関節症の症状は周囲の人間には軽視されがちですが、本人には結構重大な問題で、これが原因で『うつ』などの症状を併発してしまうこともあります。

決して甘く見ていい症状ではありません。

湿邪による冷えと血流の低下

東洋医学では、過剰な湿気のことを『湿邪』と呼び、体内の水分代謝や血流を滞らせる大きな原因として考えています。

ただでさえ湿気が多く、身体が強張りやすいのに加え、長時間のデスクワークやエアコンによる冷えが加わる事で、首や肩、顎周りの血流が悪化し、筋肉が硬く強張ってしまいます。

顎の筋肉は、首や肩の筋肉と密接に連動しているため、気候の影響で首や肩の凝りが悪化すると、それに引っ張られて顎の動きも悪くなり、関節に負担がかかってしまいます。

家庭でできるセルフケア

・側頭筋(こめかみ)のマッサージ

耳の上や斜め前の筋肉に指の腹を当て、円を描くように2~30秒軽い力でマッサージを行います。

・ツボへの指圧

耳珠(耳の前にある出っ張り)の前にある『耳門』『聴宮』『聴会』のツボを軽い力で2~30秒指圧します。

・温めて血行を良くする

蒸しタオルなどを使い、耳の下からエラにかけてのラインを温めましょう。

硬くなった筋肉が緩み、少し痛みが和らぎます。

・『上下の歯を離す』事を意識する

通常、リラックスしているときは歯と歯の間は数ミリ離れていることが正常な為、仕事や家事の合間など、歯と歯がくっついていることに気が付いたら、深呼吸してフッと力を抜いてみましょう。

それでもダメなときは

歯科医院や口腔外科などに相談すると、食いしばりのダメージを軽減するためのマウスピースを処方されることが大半です。

ですが、マウスピースを使用しても『食いしばり』という行為そのものが治ったわけではありません。

鍼灸治療では、硬くなり、顎の骨を引っ張ってしまっている靭帯や筋肉を緩めることで直接顎関節にアプローチをしたり、身体全体のバランスを整えることで、食いしばりを根本から減らす事を目的としています。

前述しましたが、顎の不調は放っておくと全身の不調につながったり、精神をも蝕んでいく恐れがあります。

もしも顎の不調にお困りでしたら気軽に当院にお問い合わせ下さい!