電話

0480-85-1520

News & Blog

2025.09.18

家庭でチェックできる舌診

9月になりましたが、まだまだ暑い日が続きますね。

季節の変わり目に加えて夏の疲れもあり、ご自身の健康状態が気になるかと思います。

今回は、舌の様子を見てご家庭で簡単にチェック出来る、舌診についてまとめてみました。

観察方法:舌を軽く出して、無理に伸ばさず自然な形で観察します。

舌の『先・左右・中央・奥』を見て、五臓の様子をチェック。

舌の先端:心・肺(精神状態や呼吸器官)

舌の左右:肝・胆(ストレスや消化機能)

舌の中央:脾・胃(消化器官)

舌の奥(舌根):腎・膀胱(下半身や慢性的な疲労)

舌の色

ピンク色:健康的な状態

白っぽい色:血や気の不足。疲労・冷え・栄養不足。

強い赤色:体内に熱を持った状態。(炎症・ストレス・過労・睡眠不足など)

暗い色、紫色:チアノーゼ・血の巡りが悪い(瘀血)・冷え

苔のつき方

薄い白苔:健康的な状態

厚い白苔:消化器官の働きが低下。冷え。

黄色い苔:身体に熱が溜まったり炎症が起きたりしている状態。

苔が剥がれている:体力や気の低下。栄養不良。

舌の形や大きさ

肥大化し、腫れているように見える:身体に水分が滞り、むくんでいる状態。

細く痩せている:栄養不良・体力低下。

縁に歯形が付いている:慢性的なむくみ。胃腸の機能の低下。

乾燥してひび割れしている:水分不足。栄養状態の悪化。発熱。

湿ってべたべたしている:消化機能の不調。水分代謝機能の乱れ。

舌診は特に道具も必要なく、ご家庭で簡単に自身の状態を把握できる優れた手段です。

「なんとなく体調がいつもと違うな~?」と感じたら、鏡を見て舌の様子をチェックしてみて下さい。

多少大雑把でも身体の状態を自覚できると、その後の体調管理が断然しやすくなりますよ!

例:黄色い舌→熱性の症状なので、暴飲暴食や香辛料、カフェインを控える等。