2025.06.25
筋肉が『攣れる』現象について
皆様は寝ているときに足が攣る『こむら返り』の経験や少し動いただけで身体のどこかが攣ったりした経験をお持ちではないでしょうか?
こうした現象は、東洋医学における『肝』と深い関係があるとされています。
東洋医学でいう『肝』というのは、西洋医学でいう『肝臓』のことだけを示すものではありません。
全身の『気・血』の流れのコントロール。
筋肉や腱、目の働きの補助。
怒りやイライラといった感情の制御等、多様な働きを包括して『肝』と呼んでいます。
身体のどこかが攣るという現象には、疲労や老化による『血の不足』。
ストレスや長時間の同じ姿勢による『気・血の滞り』
肝のエネルギー過剰による『熱の停滞』等が考えられます。
大変湿気が多く、身体に熱が停滞しやすい季節ですので、適度な運動やストレッチなどを心掛け、身体に熱を溜めないように心掛けましょう。
食事においてはレバーや黒ゴマ、ほうれん草などの血を補ってくれる食品。
柑橘類やシソ、キュウリやゴーヤ等の気の巡りを良くし、過剰な熱を冷ましてくれるような食材を意識して取ると良いですよ♪